Yoga Slim 750iの使用感をレビューします

今回、Yoga Slim 750iをお借りすることができましたので、使用してみてどんなところが良かったのか悪かったのかをレビューしていきます。

このパソコン、簡単にまとめると、HDMI出力とSDカードスロット付きの高級感あふれるハイコスパPCということができます。ではどんな方にオススメなのでしょうか。簡単にまとめるとこんな方にオススメです。

  • 高級感が欲しい
  • HDMI出力をしたい
  • microSDスロットが欲しい

これらのことを詳しく解説していきます。

良かったところ

高級感がある

ひとつに、安っぽいのはちょっと…という方におすすめです。価格は抑えてもやはり高級感のあるPCを欲しいという方は多いのではないでしょうか。このYoga Slimは表面がアルミの素材になっており、画面のベゼルが狭く作られています。閉じていても開いても高級感があるPCのように感じました。

HDMI出力端子が付いている

こちらのパソコン、Slimというだけあってとても薄いです。しかしちゃんとHDMI出力が付いております。

最近ノートパソコンの画面だけで作業するというのは難しいという方は増えてます。私もそうですが、だいたい拡張ディスプレーなどに出力して使っておられるのではないでしょうか。こうした作業スタイルの時に純正で出力端子が付いているのはありがたいと思います。

マイクロSDスロットが付いている

ここで注意していただきたいのは、miniSDカードスロットではありません。microSDカードスロットになります。
といっても最近はデジカメやドローンなど保存デバイスはmicroSDカードが主流ですね。なので問題ないと思います。
これまで意外と持ち運び忘れがちなアダプターの1つだったのではないでしょうか。もう絶対忘れないという安心感を得ることができます。

180度開けるディスプレイ

タッチパネル搭載じゃないPCの場合、140度ぐらい開くイメージがありますよね。しかしこちらの製品ほぼ水平になることが可能なんです。活用する機会は頻繁にはないかもしれませんが、個性として180度開けるというのは良い点だなと思いました。

片方で開閉が容易

持ち運びPCというのは座って作業をすることもあれば、持ちながらちゃちゃっと使うということも多いと思います。そんなときに大事なのが開きやすさです。私はYoga660を持っていますが、そちらは両手で開く必要があります。

ですがこのSlimシリーズに関しては片手でも開閉が容易になっています。片手で簡単に開くことができるのはかなり良い点だと思います。

USB CとAが2個ずつさせるようになっている

先程ご紹介したSDカードスロットの横にUSB Aが2個させるようになっています。さらに反対側のHDMI端子の横にUSB Cが2個させるようになっています。4つ挿すことができるというのは大きな強みになると思います。

ディスプレイがノングレア

ノングレアというのは画面が光沢タイプではないということです。光沢タイプではないことのメリットは照明などの映り込みがほぼないということです。照明の映り込みは気になる方も多いと思います。反射が気になる方は特にノングレアがオススメになります。

バッテリー駆動時間が18時間

持ち運びする方にとってバッテリー駆動時間はかなり重要視されると思います。私も大事にする点の1つがこのバッテリー駆動時間です。カタログスペックのだいたい半分ぐらい9時間ほど使えると考えても、外で丸1日全然問題なく使えるということなので安心して使えますね。

顔認証の精度

こちらのPC、ロックを解除するのに顔認証を使用することができます。開いてすぐにパっとロック解除されタイムラグもほとんどありません。iPhoneシリーズの顔認証と同じような感覚で使うことができるので、これもとても使い勝手が良いと言えます。

改善してほしい点

このように素晴らしいPCですが改善してほしい点もありましたので5つほど上げさせていただきました。

電源ボタンが押しづらい

Yogaシリーズ全体の特徴ですが、電源ボタンが側面にあって押しづらいという点があります。同じ側面にはSDカードスロットやUSB Aを刺す場所があります。USBに何か挿したいと思って手探りでやろうするときに間違えてこの電源ボタンをクリックしてしまうことがあり、そうすると当然ながらスリープします。または長押しすれば強制的にシャットダウンしてしまいます。ちょっとこれがネックと感じました。

個人的な意見としては電源ボタンはキーボードの中についていてほしいですね。

キーボードが静音ではない

続いて改善してほしいところはYoga Slimシリーズの場合、キーボードが静穏な感じではないということです。Yoga660などはキーボードのタッチ音があまり鳴り響かないタイピングが可能になってます。しかしYoga Slimシリーズに関してはわりとカチャカチャと音がするタイプになります。この打ち具合に関しては人それぞれ好みがあると思いますが私はあまり音が鳴り響くの好きではないのでここに関しては一応改善点として挙げさせていただきました。ただ人によっては全然Slimの方が打ちやすいという方もおられるかもしれません。これはあくまで感覚的な話になりますので参考になれば幸いです。

キーボードの配置について

ネックとして一般的に挙げられやすいのが、キーボードの配置です。
バックスペースとその横のキー、またEnterキーと平仮名の「む」あたりのスペースがほとんどないというのがネックになると思いました。ただ個人的にこれはそこまで問題ないかなと思います。Enterが押しにくいわけではないですし、バックスペースも全然問題なく押せます。ただ一般的に嫌われる方は多いのでお伝えしておきます。

1.3kgという重量

このPC、1.3キロの重量があり、軽量タイプとは言えません。Yogaシリーズの中でもYoga Slimと名乗っているので軽いPCなのかなと思うかもしれませんが実際持ってみると思ったよりも重いです。1.3キロほどあるのでまあまあの重量と言えます。Slimという名前が付いているので幅は薄いですが、重さに関しては軽くはないのでその点ご注意ください。

カメラは最低限の機能

続いて改善してほしい点はカメラがあまりきれいではないという点です。カメラは最低限の機能になっています。やはりきれいな写りでビデオ会議をしたいという方など、カメラ映りを気にするという方にとっては標準のカメラでは物足りないと思いますので、Webカメラなどを購入された方が良いと思います。

プライバシーシャッターがない

最後に改善して欲しいところはプライバシーシャッターがないという点です。Yogaシリーズの特徴として物理的にシャッターを閉じることができるシリーズと電子的にシャッターを閉じることができるシリーズがありますが、残念ながらSlim750iには付いておりません。

他のSlim系との違い

今回ご紹介したSlim 750iの他に代表的なものでYoga Slim950iというものがあります。この950iは750iに比べてさらに高性能なプロセッサーを積んでいます。さらにベゼルが極限に削られているものです。なのでお値段は上がりますがもっと高性能なPCが欲しいという方にはオススメです。

さらに別のシリーズで750i Carbonというものがあります。トップカバーの素材はカーボンファイバーで色は白です。重さも1キロ切っていますので軽さを重視される方はこちらのPCが良いかもしれません。

最後にYoga slim 750(AMD)です。このPCはAMD社のRyzenシリーズになっています。Slim 750シリーズは基本的にIntelシリーズなのでその違いだけになりますがプロセッサによってバッテリーの起動時間に影響がありますのでその点違いが出てくると思います。

全体的にオススメのPC

ということで今回Yoga Slim750iシリーズをご紹介させていただきました。

簡単に言うと重さに目をつぶれば良い一品だということができます。閉じているときの高級感もそうですし、開いているときの高級感も抜群で素晴らしいという一言に尽きます。ハイコスパPCが欲しいという方はぜひ検討されてみてはいかがでしょうか。

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