部屋の気温や湿度は私たち人間だけでなくPCなどのガジェットにとっても大切な数値です。
そこで今日はデジタル温湿度計を買うべきだといえる理由について記します。
デジタル温湿度計がなぜ必要なのか、簡単にいうとPCにとって快適な空調になるように教えてくれる重要なガジェットだからです。意外と多くの方が見過ごしがちなアイテムですが詳しく解説していきます。
快適な温湿度とは
そもそも私たち人間含めガジェットにも推奨環境というものが設定されています。人間の場合は温度17度から28度、湿度40%から70%と言われています。Tシャツ一枚で過ごせるような楽に過ごしやすい温湿度が人間の推奨環境と言うことができます。
機械にも快適に動作できる温湿度があります。それは、温度が10度から35度、湿度20%から80%になります。こう比べてみると人間より丈夫なんだ全然大丈夫じゃないかと思われるかもしれませんが、それは間違っています。
なぜ温湿度を気にする必要があるのか
人間の場合寒くなってくれば脱いだ着たりすれば解決しますが、機械の場合はそうはいきません。推奨環境から外れると人間と違ってモロに機械にとって負担となってしまいます。
湿度20%以下になった場合
湿度20以下の場合に起きうること、それは静電気が発生しやすくなるということです。
内部のわずかな部分の隙間に静電気が発生してしまいショートし故障するというリスクが高まります。それで湿度20%以下は推奨されていない、動かしてはいけないと言われる環境とされています。
湿度80%以上になった場合
続いて湿度80%以上になるとどんなことが起きるのでしょうか。この場合結露が発生しやすくなります。
湿度は高くなればなるほどわずかな気温の変化で発生しやすくなると言われています。
一例として80%の湿度の場合なんと気温差3℃で結露が発生するそうです。
もし湿度80%以上、温度17℃の環境にPCを置いていて、その状態でエアコンを入れた場合、湿度80%のまま仮に温度が20℃になるとき、PC内で結露が発生しかねないということなんです。もちろん水に濡れるのはPCにとって大ダメージです。故障リスクが高まりますので湿度80%以上も動かさない方がいいと言われています。
温度10℃以下になった場合
続いて温度について考えます。温度が10℃以下の場合どんなことが起きるのでしょうか。やはり結露が発生しやすくなります。なぜかといいますとパソコンは動作していれば自然と熱を発し内部の温度が上がっていきます。
気温が低いと、PCが熱を持ったときに、気温が上がっていく振れ幅が大きくなってしまいます。そうすると結露が発生しやすくなるわけです。
この温度が低い時ほど気温差が生まれやすいというリスクのために10℃以下の場合はあまりおすすめしないと記されています。ただし最近のパソコンはここを0℃としているものも増えてきています。それだけ熱をあまり持たなくなってきてますよという自信の表れではあると思いますが、それを信じていいのかというと疑わしいところなので今回はまだ10℃以下という風に記させていただいています。
温度35℃以上になった場合
最後に温度が35℃以上の場合どうなるのかという点です。人間であればTシャツ1枚でも暑い温度です。PCにとっても厳しい温度と言えます。PCは熱をもつと落ちやすくなります。つまり強制的にシャットダウンされてしまうリスクが高まります。それで温度35℃以上でも勧められていないということになります。
どんな温湿度計がいいのか
これらのことを考えますと果たして自分は今どんな温湿度の中でパソコンを使っているんだろうかとちょっと不安になるかもしれません。そこで温湿度計の出番です。
では、どんな温湿度計を買うと良いのでしょうか。
オススメはデジタル
アナログ式の水銀が使われてるものがダイソーなどで安く売られていますが、アナログ式ではどうしても温度の変化に疎く、ついていけません。注意書きよく見てみると40分ぐらいしたら計測してくださいと書いてあります。つまり今の温度変化に対応できないというのがアナログ式の特徴になります。
ですからまずデジタル式を選ばれるということをオススメいたします。
日本製を選ぶ
暑いとか寒いとか肌で感じることができますが、温湿度は目に見えない微妙な気温の差なので数値を信頼できるかが重要になってきます。そこで迷わず日本製を買うことをお勧めします。中華製の場合、高精度のものが安価で売られていますが信頼性に欠けるものもあるのでお勧めしません。
その中でも最高と最低の温湿度が確認できるものを選択されるようになさってください。エアコンを24時間入れっぱなしという方は大丈夫ですが、多くの人のおうちが、基本的に部屋の温度は朝は低く、日中まあまあ暖かいというふうにかなり温度が変化するものです。ですから今の温湿度を確認できるだけではなくてその中で最高や最低がどんな数値だったのかを確認できるものをお勧めいたします。
シンワ測定のデジタル温湿度計
一例として今私が使っている温湿度計をご紹介させていただきます。
シンワ測定デジタル温湿度計というものになります。Amazonで3000円くらいで売られていました。手の平より少し大きめでデスクに置いたり壁にかけることもできます。
こちらの精度ですが温度が±1℃の誤差です。そして湿度が±5%の誤差となっております。
この誤差についてですが、Amazonで中華製の商品を見ると、精度が温度±1℃と湿度±1%程と表示されているものが2000円ほどで売ってます。私見ですがそんな高精度のものが安価なもので手に入るとは思えません。
それで私はシンワ測定さんの商品を使わせていただいています。温度測定範囲はマイナス5℃から50℃、湿度測定範囲は25%から95%です。単四アルカリ電池が2本必要です。
良い点としては文字盤が見やすいことです。表示の数字が3センチぐらいの大きさです。人によっては大きすぎると思われるかもしれませんが、数値を一目で確認することができるので本当に見やすいものとなっています。
こうした温湿度計は快適な環境でPCを使おうという気持ちにさせてくれますし、必要ならエアコンを入れるといった空調を入れようという行動を取るよう自分を後押ししてくれます。
ガジェットを快適に動かす上で大切なアイテムだと感じたので今回レビューさせていただきました。
まだお持ちではないという方ぜひ今回ご購入検討されるのはいかがでしょうか。下記にシンワ測定さんのAmazonのリンクを貼っておりますのでそちらから検討されてみてください。