Windows11で家の中でのPC間のファイルのやり取りを爆速で行うLAN共有の方法

私は現在Windows PCを2台所有し、状況に応じて使い分けています。
1台はグラフィックボード1660Superを積んだマイニングを兼ねたミドルスペックのデスクトップ。
もう1台はこうしたブログ更新をどこでも行えるようにとサブ機であるLenovoのノートパソコンです。

さて、パソコンが2台あると1台でやっていた作業の続きをもう一台で行いたいと思うことがあります。

例えばデスクトップで集中してWordファイルを作成していたがゴールが見えてきたため別の部屋でのんびり行おうとするときなどです。
もちろん最後まで集中してデスクトップで行えば良いのですが怠惰なことが売りな私の場合それはなかなか難しい話です。

他にも、動画を撮影してそれを見たいと思う場合、編集するデスクトップPCに保存するのですが、その動画をサブPCで見たいという場合もあります。この場合ファイルが10GB近くあるとデスクトップに入れるのも少し時間がかかりますし、サブPCに入れるのは2重で手間だと感じることがあります。

昔の私はそんな時、どちらのPCにもファイルを保存するというやり方をとっていました。
そしてクラウドストレージが出てくると、Icloud DriveやOne Drive、Google Driveを使用してデスクトップPCに保存したものをサブPCでも共有するという方法をとっていました。

しかし、そんな方法よりももっと爆速で、かつサブPC内に容量を食わずに楽しむ方法がありましたので今回はそれをご紹介します。

パソコン間でのファイル共有を設定する

今回の方法を行うために必要なのは、家にインターネットがあることが必須条件です。
このページをパソコンで見ている方であれば基本的に満たしておられることでしょう。

この方法を使用すれば、Windowsに内蔵されているファイル共有機能を使用することで素早くコピーしたり移動したり共有することができます。

さっそくその手順をご紹介します。
以下の手順は、共有したいファイルを保存するPCで行います。私の場合はデスクトップPCです。

コントロールパネルを開く

検索ボタンをクリックして「コントロールパネル」と入力します。
検索ボタンについては以下の記事でさらに活用方法がありますのでどうぞご覧ください。

Windows11ではPCの「検索」機能が使いこなす鍵│だらだらガジェット生活 (takaroad.com)

だいたい”こんと”って入力したくらいで候補に「コントロールパネル」と出てくると思います。

「ネットワークとインターネット」を開く

「ネットワークと共有センター」を開く

「共有の詳細設定の変更」を開く

探索と共有を有効にする

「ネットワーク探索を有効にする」を押し、青丸が横に来るようにします。
「ファイルとプリンターの共有を有効にする」を押し、青丸が横に来るようにします。

次に「すべてのネットワーク」を押してメニューを開きます。

「共有を有効にして、ネットワークアクセスがある場合はパブリックフォルダー内のファイルを読み書きできるようにする」を 押し、青丸が横に来るようにします。

さらに下の方にスクロールすると-パスワード保護共有-という部分があります。

「パスワード保護共有を無効にする」を押し、 青丸が横に来るようにします。

その後「変更を保存」します。
何か聞いてきますが続けてしまって構いません。

これでファイルを共有するための準備が整いました。

共有フォルダーにアクセスする

Windows11のファイル共有が上記の通り設定完了すると、そのフォルダにアクセス別のPCからアクセスできるようになります。

まずはアクセスできるかを確認しましょう。

エクスプローラから「ネットワーク」を開く

ネットワークを開くとこんな風にたくさん何かしら出てきます。
一言で言えばWi-Fiにつないでいるデバイスが表示されています。

ここにPC名が出てきていない場合は上部赤枠の通り「¥¥○○(そのパソコン名)」を入れると表示されます。
もしそのパソコンの名前が分からない場合は以下の記事からご参照ください。

ここで出てくれば共有できるようになっています。

そうしますと、次はその共有フォルダにアクセスしたいパソコンから上記手順を再度実行し、そのフォルダを開いてみましょう。

やはりPC名が出てきていない場合は「 ¥¥○○(そのパソコン名)」を入れると表示されます。
そしてそれをクリックすると次の画面を見ることができます。

赤枠の「Users」というフォルダが必ずあると思います。
この中にデータを入れることで、そのフォルダ内のデータにサブPCからすぐにアクセスすることができるようになります。

「共有」フォルダは私が目印としてやるために行っているだけです。

この手順によって、素早くデータを共有することが可能になります。
この中でフォルダを作成し自由にカスタマイズすれば使いやすくなります。

唯一の弱点は家の中でしか使えないこと

この方法の唯一と言える弱点が、同一Wi-Fi内でないと使えないことです。
プリンタとかもそうで当たり前なんですけど、この便利さを目の当たりにすると家の中でしか使えないことがデメリットと感じてしまいます。

それでこの方法を導入したとしても、外で使用したいときのためにクラウドストレージの存在は必須になります。
個人的にはONEDRIVEが好きで使用しています。またはドロップボックスが使いやすいです。これらはエクスプローラの感覚でファイルを保存できるので便利です。

逆にグーグルドライブは無料でも保存できる容量が大きいのは良いのですが、エクスプローラで連動させるのが大変なので使用していません。

皆さんもファイル共有は使用されても早まってクラウドストレージを捨てないようにされてください。

時短できるからファイル共有は活用すべし

ファイル共有は少しハードルが高いと感じる方が多いように思います。
確かに上記の画像の通り設定すべき点はいくつかあり少し難解に感じるのは無理がないことです。
しかし、こうした手順はネットで見ながらやれば何とか行えます。そして一度やれば基本的に再度の設定は不要です。
それでぜひあきらめることなくチャレンジしていただきたいと思います。

それくらいこの共有は便利です。というかこれがないと生きていけないくらい活用しています。

もしも上記手順で上手くいかないという方は遠慮なくコメントください。
その疑問にもお答えできるようにしたいと思います。

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