待望のSurface Pro 8が発表されました

Surface Pro 7が発売されたのが2019年10月22日でした。あれからもう2年が経ちます。
そしてようやく、待ちわびたSurface Pro 8が発売されることが発表されました。

Apple製品に関しては大ニュースになって発表され、しかも毎年大々的に報じられるため、2020年はSurfaceは出ないのかと少しがっかりしてしまいました。

しかし2021年は無事に発表してくれましたね。
しかも大幅に変化した点も多いためメジャーアップデートともいえるかもしれません。

それで今回は個人的に気になった大きな変更点+この製品が買いなのか書いていきたいと思います。

大幅な変更

今回はこれまでのSurface Proシリーズと比較して多くの違いがあります。
もちろん歓迎すべき点も多いのですが、その中には個人としてはあまり受け入れるのに時間がかかるものもありました。それではいくつか見ていきましょう。

ディスプレイサイズの変更

これはありがたい点になります。
これまでは12.3インチでもちろん悪くはなかったのですが、何より画面端のベゼルが広くて旧世代感が出ていました。しかし今回のSurfacePro8では、ベゼルが狭くなったのでその分画面サイズが大きくなり13インチと通常のノートパソコンと同じほどになりました。
この変化はかなりうれしいです。しかもアスペクト比は16:9ではなく3:2のため、2つの画面を並べた時に通常より縦長に見ることができます。これによってコンパクトながら2つのファイルを開きながら参照したり確認するのが容易なためこれはとても良い点だと思います。

バッテリー駆動時間延長

これもとてもありがたい点です。
Surface Pro 7の大きな弱点がバッテリーでの駆動時間でした。
1日は絶対に持たない仕様でした。画面の明るさを気にせず、また性能をいかんなく発揮させようとすると普通に午前中でちょっと心もとなくなってしまうレベルという現実がありました。

しかし今回のSurface Pro 8では、バッテリー駆動時間が最大15時間と実質2倍近くになりました。
容量の数値としては38Wh→50Whと12Whなので、実質25%アップという感じではあります。
しかし、これだけ変化してくれたのは、外出先でかなり使用することの多い私としてはありがたい変化です。

もちろんバッテリー容量が増えた分だけ、本体の100g近く重くなっています。
でもこれは仕方のないことですし、それよりは時間が伸びてくれた方がありがたいため全然問題ありません。

USB-ATypeが直接させなくなった

これはちょっと今のところ個人的には何とも言えない部分です。
Macbookなどは早くからUSB-Cしか対応していない状態でした。それに追従する形で今回ついに通常のこれまででいうUSBが使用できなくなりました。もちろんコネクタを使用して挿すことはできるのですが、直接使用できるポートが1つあるというのは地味に強みだったのかなと思います。

一応Macbookも持っていますのでコネクタはありますが、しかしそれを持ち運ばないといけないのかというのが若干めんどくささもあります。
すでにLANケーブル接続のために使用しておられる方には問題ない話かもしれませんね。

お値段がちょっと高すぎる

今回一番ネックなのが、私としては値段です。
タブレットとして使用でき、かつ高性能なのは理解できます。
良いタブレットと、良いノートパソコンが一つになった端末です。

しかし、それにしては値段が少し高すぎるかなと思うのが正直なところです。
もしもi7にしようと思ったら、2年保証つけて約26万円ほどになってしまいます。
これだけ払うと高性能なデスクトップPCが買えてしまうレベルです。

さらに言えば、今年発売のiPad mini(第6世代)+FRONTIERでグラボ付きノートパソコンを購入してもここまでの金額にはなりません。iPad miniの値段が、ストレージ64GBにapplepencilをつけて75,000円程です。そしてグラボ付きノートパソコンですが、Core i7-11800HにストレージSSDの1TB、グラボにNVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop GPU、15.6インチで180,000円です。合わせて25万5千円です。これと同等の金額になるわけです。

この2台があれば、タブレットとしても申し分ないですし、高性能ノートパソコンとしても申し分ありません。
こういう比較をするともののけ姫のモロの声が聞こえてきます。

山犬にもなれず、人間にもなれない。哀れでかわいいわが娘よ。

まさにSurface Pro 8の立場を表しているんじゃないかなと思います。
もちろんi5にすればそこまでかからず2年保証つけて20万円程になるのですが、それならもうちょっと出してiPad miniとノートパソコン2台持ちで全然ありになってくるんですね。

分からぬ、だが共に生きることはできる

と言えるほど自分のSurfaceへの愛が足りないんでしょうか。
もっとマイクロソフトに貢ぐつもりで頑張らないといけないでしょうか。
なかなか答えは出そうにありません。

結局買うのか買わないのか

私は今回の悩みを「もののけ姫」問題と命名しました。

Microsoftは好きだ、でもSurfaceを愛することはできない

こんな意見の僕を、それで良いとマイクロソフトの方は許してくれるでしょうか。
正直、今Surface Pro 7を使っている私からすると、今回のSurface Pro 8は見送りになりそうです。理由は金額が高すぎるという一点につきます。
もう少し詳細な理由については以下の記事にまとめていますので是非ご覧ください。

僕がSurface Pro 8の購入を見送った理由│だらだらガジェット生活 (takaroad.com)

逆に今回の端末購入がありなのは、とにかくある程度の水準で1台に機能を集約させたい、という方です。
タブレットとして、そしてノートパソコンとして一定の水準を超えている一台としては申し分ないと思います。そのような場合はぜひ、購入されることをお勧めします。

でも個人的にはこの8をさらに改良させて次なる端末に期待したいなと思います。

ということで個人的な意見をだらだらと失礼しました。
そうじゃない、こう考えるんだ!と私の購買意欲をどなたかぜひかきたててください。
よろしくお願いいたします。

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