機械が苦手な人こそスマホ一台持ちをやめるべき

アップルIDってなに?グーグルアカウントってなに?Microsoftアカウントってなに?
なんか触ってたら突然入力してくださいと表示されたんだけど何のこと??

世の中にはこのようなことを言われる方が大勢おられます。これは不自然なことではありません。スマホが登場したのはここ10年ほどの話です。一気にこれらが普及したため大多数の方は聞きなじみのない言葉であることは間違いありません。

これまでの人生で関係してこなかったわけですから、よく分からないのは当たり前な話でしょう。

もし今知らなくても全然問題ありません。今回はそういったIDやアカウントとは何か、そしてそれに付随して生じるすべての問題を解決できる秘策を記していきます。

そもそもIDやアカウントとは?

IDやアカウントとは、簡単に言うと「その人個人を特定する情報」のことです。
もっとかみ砕いて言えば、あなたの名前のようなものになります。

イメージしやすいように、少し正確ではない情報を伝えます。
IDとは「アイデンティティ」の略になります。おっす、おらご〇う!!ではありません。自己同一性と言われることもある、本人であり、他の何者でもないことを指す言葉です。

※正確にはこうしたIDはアイデンティファイアーと言い、マイナンバーカードなどIDカードとされるものがアイデンティティになります。実際は異なるのですがここでは同じものとして取り上げています。

つまり、IDやアカウントとは、あなたが間違いなく本人ですよと証明する文字、番号になるわけです。
この部分には多くの場合、同じものを誰一人持つことができない文字列であるメールアドレスがよく使用されています。

なぜIDやアカウントはたくさん種類があるのか?

IDやアカウントが、自分だと証明する情報のことだということを取り上げました。
ではなぜ、アップルID、グーグルアカウント、マイクロソフトアカウントとたくさんあるのでしょうか。

コンビニを例にして考えてみましょう。
セブンイレブンに行くとナナコカードを作りませんかと勧誘され、作成することにします。この時、自分の個人情報を記入します。
次にローソンに行くとdポイントをためませんかと勧誘され、dポイントカードを作成することにします。再び、自分の個人情報を記入します。

このように何かのカードを作るときというのは、会社ごとに自分の個人情報を登録しなければなりません。

これと同じことがIDやアカウントでも言えます。
アップル、グーグル、マイクロソフト、それぞれの会社に自分の情報を登録してあげる必要があります。
つまり「会社名」+「情報」ということで、アップルID、グーグルアカウント、マイクロソフトアカウントとそれぞれが存在しているんですね。カタカナで覚えにくいかもしれませんが、ぜひ覚えてください。世界を牛耳る企業名です。

それでIDやアカウントの前の名称が異なるなら、それぞれが別の用途で作成されたものであるということですね。

なんでパスワードがいるの?

IDやアカウントについて分かりました。たくさん名称があることも分かりました。
ここで疑問が生じます。なぜ個人とわかるIDだけじゃなくて、一緒にパスワードも求められるのか?という点です。

このパスワードと似ているのが、店頭やコールセンターで行われる本人確認の手続きです。

ご本人様確認で免許証など身分を証明するものを見せていただけますか?
ご本人様確認のため、住所と生年月日をおしえていただけますか?

対面であれコールセンターなど電話越しであれ、いずれにせよこれまで何回もされてきたやり取りではないでしょうか。

会社はあなたの氏名だけでは十分に本人だという確証は持てません。
今の時代は他人のなりすましがよくあります。それで会社も注意してくれているわけです。そのために、追加で本人であればすぐに答えられる、または提示であろう情報を確認します。

パスワードはこれと同じです。
あなたがID、またはメールアドレスを入力します。
しかし会社は、本当にあなたが入力したのだろうか?といったん考えます。そしてあなたであることを確認するために、パスワードを求めているのです。

このように、パスワードは対面で見せる免許証のようなものだということです。

IDとパスワードを忘れた人は信用されない

ここまで考えたことも併せて理解できる通り、IDとパスワードはどちらも答えられて初めて本人確認できたとみなされます。
逆にその二つを答えられない人というのは、自分の名前や生年月日、住所が答えられない人と同じです。

そのような方は、本人確認ができていないので当然会員のサービスを利用することはできません。
それゆれに、スマホやPCなどでアカウントの情報を入力できない場合何もできなくなってしまうのです。

最悪の場合、そのスマホをアップデートしたり、新たなアプリを入れることが難しくなってしまうこともあります。

それで、ぜひ覚えておきましょう。IDとパスワードは絶対に失ってはいけない情報なのです。

では、IDやパスワードを忘れないためにどうすれば良いでしょうか。

IDやパスワードをどこに保存するか

一番おすすめなのは、この情報を記憶することです。自分の名前や生年月日、住所は空で言えますよね。それと同じく記憶できているのは理想的です。

しかし昨今はパスワードがとにかく複雑になっています。それで覚えることができない方も多いでしょう。

ゆえに一般的には、スマホなどその端末のメモに入れている方がおられます。
しかしこの方法は、そのスマホが急に壊れてしまった場合もう情報を取り出せずアカウント情報が分からなくなる危険があります。それで100点満点の備えとは言えません。

別の方法として、文字通り紙にメモをする方もおられます。これは突然壊れる心配がありません。
しかし別のリスクとして、その紙を紛失してしまうという可能性が考えられます。
やはり100点満点の備えとは言えません。

では、どうすればIDやパスワードを失う危険をなくすことができるでしょうか。

最高の解決策は何らかの端末を2台持つこと!

そう、一番の解決策はパソコン、スマートフォン、タブレットなどいずれかの端末を2台以上持ち、それぞれにメモを残しておくことです。
こうすればアカウントを失ってしまうリスクは限りなくゼロに近づきます。
どんな意味があるんだと思われるかもしれません。

一例としてグーグルアカウントで考えましょう。

スマートフォン(android)を一台所持し、グーグルアカウントでログインし使用しているとします。
ある時、そのスマホがうんともすんとも言わなくなってしまいます。壊れてしまったようです。

さて、今まで使用していたグーグルアカウントが全く思い出せません。スマホの中にメモを入れていましたがもう見れません。紙のメモもどこに保管したか全く覚えていません。
この時点であなたは詰んでしまいます。

一方、スマートフォン(android)とタブレットを一台ずつ所持し、それぞれグーグルアカウントでログインし使用しているとします。
ある時スマホがうんともすんとも言わなくなってしまいます。壊れてしまったようです。

さて、スマホが動かなくなりました。グーグルアカウントを思い出せません。どうすれば良いでしょうか。
問題ありません。タブレットから確認することができます。

あなたは新しいスマホを買い、グーグルアカウントに再度ログインすることができました。今まで撮った写真もばっちり復元されます。

二台あるとちょっと便利だと感じられたのではないでしょうか?

しかし、自分は2台もいらないという方も多いと思います。お金がもったいないと思うのも無理のないことです。
では2台あればどんなことができるでしょうか。

家でゆっくりブラウジングや動画鑑賞が可能になる

例えばタブレットを持つと、家の中でブラウジングしたり、動画を見るとき大きな画面で見ることができるようになります。
自分のスマホで見れば十分という方もおられるかもしれませんが、何かを見ていてLINEなどでメッセージが来ると、そこでいったん中断する必要があります。

しかしもう一台あれば、ながら見することができるんですね。いったん中断してLINEに返信した後、さて今何を見てたんだっけと記憶を思い起こす時間はもう必要ありません。
また、最近のYouTubeは字幕を少し小さめに書いたチャンネルも増えてきています。タブレットなど画面が大きくなると見やすさが大きく変わります。

ほかにも、電子書籍を読むことも視野に入ってきます。スマホでは小さくて見づらいから敬遠していた別の世界が見えてくるようになるんですね。

タブレットは意外と安い

タブレットがあるとアカウントを忘れ紛失する心配が減ります。家の中でのブラウジングや動画鑑賞などが余裕を持ちつつ行えるようになります。

しかし、iPhoneが10万円近くする時代、タブレットはスマホよりも大きくなってさぞお高いんでしょう?と思われるかもしれません。

逆です。大きくなった分省スペース化がそこまでいらず、通話も不要なため端末は思っているよりも安いです。
どのタブレットを買うかですが、現在使用しているスマホと同一メーカーのものが好ましいです。
なぜなら操作性がだいたい似ているからです。アンドロイドのスマホでタブレットはiPadにしてしまうと、逆に混乱する必要がありますのであまりお勧めはしません。

ではスマホごとに個人的にお勧めなタブレットをご紹介いたします。

iPad(第9世代)

お持ちのスマートフォンがiPhoneであれば、家の中で使用するタブレットはiPad一択と言って良いでしょう。
同じアップルIDで使用していれば、アカウント情報をなくす恐れはありません。

そして操作性も全く同一なので使い方が分からないという心配もありません。安心して、快適に使用することができます。

もしもiPadで動画編集もしてみたいなと思われるなら、iPad Airを検討されるのも良いかもしれません。

Xiaomi Pad 5

androidのスマートフォン、簡単に言うとiPhone以外のスマホを使用している方にお勧めのタブレットです。
現状iPadのライバルとして君臨している有名な一台です。

アカウントを無くしたくないなら2台持ちが一番安心

ということで今回は苦手な人ほどスマホとタブレットで2台持つと安心だとお伝えさせていただきました。
なかなか人に教えてもらうこともできないし、家族にも聞きにくいという方は多いと思います。
しかしどうしようもなくなった場合、誰かに尋ねる必要があります。そんな時、端末が2台あればきっと相手の方が説明しやすくなると思います。

それぞれでログインしていると、IDはすぐに確認できますし、パスワードもリセットなど簡単な解決手段があるからです。
それでぜひ機械に慣れていないという方こそ、逆に端末を増やしてしまうことをお勧めします。
相手の方に聞く億劫な気持ち、そして所要時間が間違いなく減ります。

そして端末に関わればかかわるほどきっと操作も得意になりますし、自然とアカウント情報も身についていくかもしれませんね。

快適なガジェット生活を送られてください。

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