Windows11搭載のLGが出した新製品PC「16T90P-KA78J」がSurface Proよりコスパ良いかもしれない

11月下旬にLGエレクトロニクス・ジャパンがモバイルノートパソコン「LG gram」シリーズの新製品2in1モデルを発表しました。

個人的には2in1モデルというのはいつも注目していて念入りにチェックしています。

というのも、2in1モデルは結構低スペックのパソコンや高性能だけど値段も高水準なPCが多いため、良いPC探しを日々行う必要があるためです。とまぁ御託を並べましたが単純に新製品が気になっているだけです。

そんな私が、今回オッと思うPCを見つけましたので少し感じたことを記していきます。

コンバーチブル式でかつペンも付属しているのがGOOD

私が最初に気にしているのがコンバーチブルタイプのパソコンかどうかという点です。
コンバーチブルとは簡単に言えばキーボードが取り外せるかどうか、という意味です。

現在Surface Pro 7を使用している身です。しかしいかにキーボードを取り外してタブレットモードとして使用できると言っても、結局キーボードは外さずに使用するパターンが非常に多いです。
逆に取り外す際、または取り付ける際に接続部に不用意な負荷をかけないようにと結構気を使います。
それなら安定して接続したままでいられるコンバーチブル式が良いなと考えています。

そして見逃せないのがペンが付属しているかという点です。
Surfaceのペンは下記の通り9,000円近くします。

パソコンだけを見て検討した後に本体代+9,000円が必要となると、個人的にはなんか損した気持ちになってしまいます。貧乏性なのでしょうか。もちろんその値段に見合う性能があるのは十分に理解できるのですが。。
それでペンは最初から付属したものを探すようにしています。
私の場合は最低限な性能さえあれば十分なのでそう感じているだけかもしれませんが、今回のLGのPCはこれらをしっかり満たしていました。

最大24.5時間稼働の大容量バッテリー搭載

さらに今回良いと感じるのがバッテリー駆動時間が公称24.5時間もあるという点です。
車と一緒で理論値なので24時間使えることはあり得ません。大体半分くらいが目安になるでしょうか。
それでも12時間になります。普通にすごい数字ですね。

CPUがAMD社のRyzenであれば十分あり得る数値なのですが、今回CPUは「Core i7-1165G7(第11世代)」となっています。Intel社の12世代でないのにかかわらず24.5時間なので、かなりバッテリーは頑張ってくれるようです。

ノートパソコンで長時間バッテリー稼働可能なのは素晴らしいですね。
長く使えるに越したことはありません。

16インチで重さ約1480g

このPCは画面サイズが16インチなので一般的なノートパソコンのサイズになります。
最近このサイズはMacbook Proもそうですが16インチが目立つようになってきましたね。ベゼルレスが広がり良い傾向です。ちなみに今年出たMacbook Proのサイズが約1.6キロです。少し重いと言われています。

なんと今回発売された16T90P-KA78Jの重さは約1.5キロです。
と言っても100gなんて誤差です。多分違いはほぼ感じないと思われます。
ただ伝えたいのは長時間使用できるバッテリーを搭載し16インチのサイズがあるのに1.5キロほどで済んでいるという点です。
重量という意味でもかなり頑張っている製品と言えるでしょう。

USBやマイクロSDスロット等が豊富

今回インターフェイスとしてUSB-Type-Cが2つ、USB-Type-Aが2つ、microSDカードスロットがついています。
最近の薄型系はType-Cが2つだけ、または4つだけというのが増えています。
しかしカメラで撮影する趣味を持つ方などはSDカードが必須です。わざわざアダプタを持ち運ぶのはちょっと手間に感じます。それで可能ならSDスロットが欲しいという方かなり多いのではないでしょうか。今回ばっちり搭載されているのは結構ポイントが高い点です。

動画編集には向かない

見たところデメリットと感じた点です。
このようにかなり良いスペックではあるのですが、残念ながらグラフィックボードは積んでいません。それでがっつりメインPCとして使用できるかというと微妙です。
それくらいグラボを積んでいるかどうかは動画編集に影響を及ぼします。

それで動画編集が作業の中でメインにしたいと思っている場合はこのPCは見送るのが安定でしょう。
ほとんど編集しない、または短い動画を読み込んでちょっとカットしたりテキストを入れる程度だというのであれば問題なく使用可能と思います。

16T90P-KA78JはSurface Pro 8 に真正面から挑むPC

これまで取り上げた通り、このPCはSurface Pro 8と結構性能が似ています。
かなり意識した設計になっているんじゃないかなと思いました。
ではどのような違いでSurfaceにするか今回のLGにするかなのですが、大きな違いが1点あります。

それは最初に述べた通りコンバーチブル式であるかそうでないかという点です。

Surfaceはがっつり取り外してタブレットとして使用できます。しかし16T90P-KA78Jはできません。
そして画面サイズも少し大きめです。

それで取り外せることを重視される方はもちろんSurfaceが良いでしょう。
一方、取り外せなくても良い、それより画面が大きい方が良いという方の場合はこのPCはぴったりです。
もしもコスパを考えておられるなら、この二つで言うなら16T90P-KA78Jが良いです。ぜひ以下でチェックしてみてください。

ただ単純にコスパが良いのを探していて、別のメーカーでもいとわないのであればLenovoがお勧めだとは思います。
もちろんデザインが良質な点を考えると16T90P-KA78Jのほうが良いとは思います。
ぜひ快適なPCライフを送りましょう。

Twitterをチェックしよう!